2-A10 RAGを活用した研究アイデア発想支援システム
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2-A10 RAGを活用した研究アイデア発想支援システム
今村 翔太(東京大学),暦本 純一(東京大学/SONY CSL)
本研究では,研究アイデアの概要を入力することで関連研究データベースの中から近い研究をベクトル検索により抽出し,大規模言語モデルを用いて過去の研究動向や入力したアイデアとの関係を整理するシステムを提案する.本システムにより,類似点や相違点を容易に把握できるようになり,ユーザーは情報収集にかかる時間や労力を削減できる.近年,研究分野の進展が急速化し,特に人工知能など情報通信分野では過去の全研究を把握することが困難となってきている.本システムを活用することで,こうした急速に発展する分野でも,関連する研究を体系的に理解し,着実に新規研究に着手できるよう支援する.今後は,学会や大学の研究室など新しいアイデアの議論の場で本システムを活用してもらうことで,情報支援システムとしての有用性や効果について調査を行う予定である.